秋季特別展 天璋院篤姫と皇女和宮
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激動の幕末、江戸幕府の権威が失墜していくなか、天璋院と和宮はそれぞれ政治的な使命を帯び、徳川将軍家に御台所として嫁ぎました。島津分家に生まれ近衛家養女として13代将軍家定に嫁いだ篤姫、公武一和をはかるため天皇家から14代将軍家茂に降嫁した和宮、同じ将軍御台所といえども、その生まれや育ちは対照的です。二人は当初こそ対立しましたが、やがて訪れる幕府崩壊の危機に面して徳川家の家名存続に尽力し、江戸無血開城を成し遂げ、その難局を乗り越えました。
二人が生活の場とした幕末の江戸城大奥は、将軍と御台所を取り巻く側室や女中など多くの女性たちの住まう場でもあり、細かなしきたりのもと、日々の日課や年中行事が行われ、爛熟を極めました。武家と公家という二人の出自の違いを反映しつつも、いずれも勝るとも劣らない華麗さを誇った大奥での暮らしぶりを再現し、徳川の世の終焉を見届けた二人の波乱の生涯を振り返ります。
主な展示品
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天璋院肖像写真
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薩摩切子 藍色栓付酒瓶 一対
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伝静寛院宮(和宮)肖像写真
(額入複製) -
黒塗葵紋葉菊紋散蒔絵眉作箱
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萌黄紋縮緬地雪持竹雀文様牡丹紋付小袖
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白紋綾地筥牡丹唐草紋縁錦茵
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白綸子地雲立涌菊折枝文様打掛
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鼈甲製桜兎簪
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紅掻取着衣三ッ折人形
概要
会期 | ~ |
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開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 |
月曜日 <但し、9月18日(月)は開館、翌19日(火)は休館。10月9日(月)は開館、翌10日(火)は休館> |
観覧料 |
一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円 |
主催 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社・日本経済新聞社 |
協力 | 【特別協力】公益財団法人 德川記念財団 【協力】名古屋市交通局 |
展覧会図録 |
『天璋院篤姫と皇女和宮』 2,000円(税込) ▶徳川美術館オンラインショップからもご購入いただけます。 |
記念講演会 |
■記念講演会 |
関連企画 |
■土曜講座 |
連携企画 |
■前売り限定ペアチケット |
資料 |
企画展チラシ(PDF:4.4 MB)[更新日:
] 展示作品リスト(PDF:980.6 KB)[更新日: ] |