特別展 天下人の城-信長・秀吉・家康-
~
群雄割拠した戦国時代、諸豪族は、その勢力を保持するために城郭を築き、均衡を保ちつつ抗争を繰り返してきました。尾張国では、織田信長が天下統一を目指して勢力を拡大し本拠を清須から安土へ移す過程で、石垣を主体とし、「天守」という高層建築を擁する独特の城郭が生まれました。信長が安土城を建造して以降、築城技術は飛躍的に発展し、信長に続いて天下を統一した豊臣秀吉は、大坂城・伏見城・聚楽第をはじめとする空前の規模の巨大城郭を出現させました。築城技術の粋を結集し、城郭普請の到達点に位置づけられるのが、徳川家康によって築かれた名古屋城です。
この展覧会では、織田信長の居城の変遷を軸に、秀吉・家康へと繋がる天下人の系譜をたどりながら、三人に関わる城や武将の遺品・史料の紹介を交えつつ、天下の名城として名高い名古屋城の歴史と構造と魅力に迫ります。特に名古屋城天守台を築いた秀吉恩顧の武将・加藤清正について、徳川美術館に遺されるゆかりの品々を通して、その生涯を垣間見ます。
主な展示品
-
脇指 銘 吉光 亀王丸 号 蜘蛛切丸
-
重要文化財
刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀 織田尾張守信長 名物 義元左文字
-
安土城搦手道湖辺部出土金箔押瓦
-
唐物茶壺 銘 金花 銘 松花
-
大坂城図屏風
-
江戸始図
-
築城図屏風
-
名古屋城二の丸御殿・天守写真
-
高須城図(明治五年陸軍省城絵図の内)
概要
会期 | ~ |
---|---|
開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日<但し、7月17日(月)は開館、翌18日(火)は休館・8月14日(月)は臨時開館> |
観覧料 |
一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円 |
主催 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・読売新聞社 |
協力 | 特別協力 大阪城天守閣 |
展覧会図録 |
①関連図書『〈歴史REAL〉天下人の城―信長・秀吉・家康による「城革命」の全容―』(洋泉社MOOK) ¥972-(税込) ※当館のミュージアムショップのほか一般書店でも購入可。当館のオンラインショップでは扱っておりません。 ②『天下人の城 鑑賞のしおり』(日本語・英語併記) ¥250-(税込) ※当館のミュージアムショップのみで販売。オンラインショップでは扱っておりません。 |
記念講演会 |
■記念講座 時間:各日午後1時30分~3時(1時開場) |
関連企画 |
■土曜講座 |
連携企画 |
■読売新聞特別講演会 日時:8月11日(金・祝)午後1時30分~3時(1時開場) |
資料 |
企画展チラシ(PDF:2.5 MB)[更新日:
] 展示作品リスト(PDF:549.2 KB)[更新日: ] |