第3展示室大名の室礼 -書院飾り-
第3展示室では、かつて名古屋城二之丸御殿にあり、大名の公式行事に用いられた「広間」と、大名のくつろぎの場であった「鎖の間」が再現展示されています。広間には、床(とこ)・違い棚(ちがいだな)・付書院(つけしょいん)といった飾り付けのための空間が設けられ、花生・香炉・香合・天目・茶入・文房具などが飾られました。これらの品々はいずれも唐物(からもの=舶来品)などの貴重な品々で、飾り付けは室町時代の将軍家で行われていた規式に従って行われました。
ここでは、現在展示されていない作品も含め、テーマに沿ってご紹介します。