犀皮屈輪文食籠

犀皮屈輪文食籠 さいひぐりもんじきろう

精緻の極み
 薄いリボン状の板を重ねて巻きつけて成形した地に、黄・朱の漆を交互に塗り重ね、表面に茶漆を塗ってから、文様を彫り込む「犀皮」の代表作品。幾何学的な文様が、その間にみえる漆の層の精緻さを引き立たせる。彫っている時に失敗したら大変。

【中国・南宋時代 13世紀】