真珠貝玉箱

真珠貝玉箱 しんじゅかいたまばこ

幻の楽園はいずこ
 銀製の葡萄の透かし彫りの上を、141個の真珠、さらに金製の鶴・尾長鳥・蜂・栗鼠(りす)などが華やかに飾る。貴重な素材それぞれの個性を活かしつつ、楽園の光景を再現している。ついつい見とれてしまう名品ながら、類品はまだ見つからず、製作地はわかっていない。
 徳川家康・霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用。

【東南アジア 16世紀】