賭弓之式<br /><small>藤原定家筆</small>

賭弓之式
藤原定家筆
のりゆみのしき

クセ字の元祖
 宮中で毎年正月18日に催された、弓の競技の次第の記録。太細が入り混じる、クセの強い字は、歌人で古典籍の研究にも努めた藤原定家(1162~1241)の自筆。自ら「鬼のごとし」というほどのクセ字だったが、後世に愛され盛んに真似られた。
 徳川光友(尾張家2代)所用。

【鎌倉時代 13世紀】