特別展・企画展

秋季特別展 みやびの世界 魅惑の源氏物語

紫式部によって著された『源氏物語』は、現代に至るまで千年にわたり読み継がれてきた古典の名作です。平安時代に書かれたにもかかわらず、深い人間洞察力に基づく個性的な登場人物が織りなす波乱万丈のストーリーや、洗練された美意識によって紡がれた詩的で美しい言葉など、多くの人々を魅了し続け、その後の物語文学や日本文化に大きな影響を与えました。写本や研究も膨大で、日本文学の金字塔というべき存在です。また物語文学や和歌といった文学の分野だけでなく、香道、能楽などの芸能にも影響を与え、絵画や工芸のデザインソースともなり、二次創作物も数えきれません。
日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史を紹介し、『源氏物語』の魅力の一端を紐解きます。

概要

会期
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日 ※ただし9月23日・10月14日・11月4日は開館、9月24日・10月15日・11月5日は休館
観覧料

一般 1,600円・高大生 800円・小中生 500円
(特別展「みやびの世界 宮廷文化の華」展と共通)
※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主催 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
関連企画

■土曜講座
「源氏物語の文化を紐解く」
講師:吉川 美穂(学芸部部長代理)
日時:2024年10月5日(土) 午後1時30分~3時(午後1時開場)
会場:徳川美術館講堂
定員:80名(事前申込制/先着順)
土曜講座の詳細はこちらをご覧ください。