御霊屋彩色見取図<br /><small>唐門天井(南側) 迦陵頻伽</small>

御霊屋彩色見取図
唐門天井(南側) 迦陵頻伽
ごれいやさいしきみとりず
からもんてんじょう(みなみがわ)かりょうびんが

徳川家御霊屋は寛政11年(1799)の義直150回忌を記念して建立されました。現在は尾張徳川家歴代当主らの位牌が安置されており、愛知県の登録有形指定文化財に指定されています。平成24年(2012)から28年にかけて、彩色の剥落止めや見取図作成を主とした第一期修理事業が行われ、令和2年(2020)から5年にはさらに屋根の葺(ふ)き替えを主とした第二期修理事業が実施されました。
第一期修理にて製作された、彩色の原寸大見取図です。唐門の壁画は彩色の剥落が著しく、天井に描かれた迦陵頻伽は、ほとんどその姿を留めていませんでした。科学調査の成果を踏まえて、本図には当時の美しい色彩が再現されています。
有限会社彩色設計製作。

【平成24~28年<2012~2016> 建中寺蔵 (写真提供:株式会社便利堂)】