色絵犀形香炉 いろえさいがたこうろ
肥前国有田(現・佐賀県)で作られた伊万里(いまり)焼の香炉です。建中寺の記録により、3代綱誠(つななり)のゆかりの品であることがわかります。麒麟に似ていますが、背に甲羅を負っていることから水犀(すいさい)を表現したと考えられます。同じ型で成形された素地の上に3種の異なる色絵が施された作品は有田では例がなく、かつ大型である点から、特別に誂(あつら)えられた可能性が指摘されています。
【江戸時代 17世紀 建中寺蔵】
肥前国有田(現・佐賀県)で作られた伊万里(いまり)焼の香炉です。建中寺の記録により、3代綱誠(つななり)のゆかりの品であることがわかります。麒麟に似ていますが、背に甲羅を負っていることから水犀(すいさい)を表現したと考えられます。同じ型で成形された素地の上に3種の異なる色絵が施された作品は有田では例がなく、かつ大型である点から、特別に誂(あつら)えられた可能性が指摘されています。
【江戸時代 17世紀 建中寺蔵】