としよりのよふな若い人だ
大判錦絵
歌川国芳画
としよりのよふなわかいひとだ
人を集めて人の顔が作られています。「嵌め絵」あるいは「寄せ絵」といわれ、国芳の同趣向の作品は、本図を含めて4点が知られています。目と頬は人の後ろ姿、それを下から支える人が顎になり、鼻は足、髪も着物も手も人の寄せ集めでできています。国芳の発想力のすごさに驚かされる作品です。
【江戸時代 19世紀中期 尾崎久弥コレクション 名古屋市博物館蔵】