特別展・企画展

企画展 うるわしの古筆

古筆とは古人の書という意味ですが、狭義には平安、鎌倉時代の貴族が認(したた)めた歌集などを指します。これらは室町時代後期になると、1頁ごと、あるいは数行に分割切断され、茶の湯で床を飾る掛軸や収集・鑑賞のために手鑑へと改装されました。特に、貴族趣味を反映した美麗な料紙に書かれた流麗な古筆は、江戸時代の大名家でもこぞって収集されました。
徳川美術館には重之集、名家家集切といった尾張徳川家伝来の平安時代の古筆から、近年寄贈を受けた石山切や関戸本古今和歌集切など、名だたる古筆を多く収蔵しています。本展では、これら古筆の名品をご紹介します。

主な展示品

概要

会期
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日 ※ただし、1月8日(月)は開館、1月9日(火)は休館
観覧料

一般 1,400円・高大生 800円・小中生 500円
※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主催 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・毎日新聞社
協力 名古屋市交通局
展覧会図録 『古筆の美』1,000円(税込み)※新収蔵品20点を全点収録
関連図録 『書の美』(1999)/割引価格 1,500円(税込)
記念講演会

■特別講座「尾張徳川家伝来の古筆」
講師:四辻秀紀(特任学芸顧問・名古屋経済大学特別教授)
日時:2024年1月14日(日) 午後1時30分~3時(午後1時開場)
会場:徳川美術館講堂
定員:80名(事前申込制/先着順)
参加費:無料(入館料別途要)
受付:2023年12月1日(金)よりホームページにて受付 ▶満席となりました。

関連企画

■土曜講座
「古筆鑑賞入門」
学芸部マネージャー 薄田大輔
2024年1月20日(土)午後1時30分~3時(午後1時開場)
会場:講堂/定員:80名(事前申込制ですでに満席/当日空席がある場合のみ受講可)
土曜講座の詳細はこちらをご覧ください。

■学芸員の見どころトーク
担当学芸員がここみてポイントやこだわりポイントをお話しします。
2024年1月27日(土)午後2時~2時30分(開場:午後1時30分)
会場:徳川美術館講堂
定員:80名 ※当日会場にて先着順・入館者聴講自由

資料 企画展チラシ(PDF:1.7 MB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます
展示作品リスト(PDF:426.1 KB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます