茶入之次第
伝小堀遠州筆
ちゃいれのしだい
大名茶人・小堀遠州(えんしゅう/1579~1647)が、47種類の茶入についてその名前と特徴を記した巻物の写本です。当時、形状も基準となっていたはずですが図はなく、分類ごとに土と釉薬の様子、底の形状が記されています。現代では、陶磁器を生産していた窯跡からの出土品を基準とする分析が主となっていますが、そうした情報がない時代には細かな観察から茶入を分析・分類していた様子がうかがえます。
【江戸時代 17世紀 徳川美術館蔵】