特別展 よそおいの美学
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江戸時代の武家社会では、身分や年齢、季節や儀礼などによる細やかな決まりごとのなかで、格式に相応しく、おごそかに、あるいは美麗によそおうことが求められました。男性は儀礼など最もフォーマルな場面では公家の伝統的な装束を身に着ける一方、日常のカジュアルな場面で着用する羽織や刀剣の拵、また火事装束や陣中着などに武家ならではの粋を凝らしました。女性は生地や模様によって格の異なる着物を時に応じて使い分け、華麗な筥(はこ)迫(せこ)を携帯し、化粧によって美を体現しました。
尾張徳川家で誂えられた衣服や装身具などをトータルコーディネートの演出でご紹介しつつ、「よそおい」にかける武家の美学を探ります。
主な展示品
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石首魚石入蠟色塗刀拵・脇指拵
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紫地萩に葵紋散綾狩衣
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黄金色地葵紋波兎文辻ケ花染羽織(復元)
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黒羅背板地葵紋付波文火事羽織
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刀 朱銘 兼氏(花押)
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白綸子地鼓に藤・杜若文小袖
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茶練貫地吉祥文腰巻
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黒地子犬に雪持万年青文筥迫
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葵紋散蒔絵櫛台
概要
会期 | ~ |
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開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし7月17日(月・祝)は開館 |
観覧料 |
一般 1,600円・高大生 800円・小中生 500円 |
主催 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 |
協力 | 名古屋市交通局 |
関連企画 |
■土曜講座 ■学芸員の見どころトーク ■香りをよそおう オリジナル香り袋・文香づくり |
資料 |
企画展チラシ(PDF:1.9 MB)[更新日:
] 展示作品リスト(PDF:801.1 KB)[更新日: ] |