鷹図屏風 神谷晴真筆
八曲一双のうち右隻
たかずびょうぶ
架鷹図(かようず)は過去の作例を参考にして似た姿が描かれることは多くあり、本屏風もその可能性が高いと考えられます。ただし、左隻四扇目の、片足を上げて顔の周りを搔く姿の図は類例がなく、実際に鷹を観察し、オリジナルな構図で描いた可能性も考えられます。一方で、幼鳥か成鳥か、オオタカかハイタカかに関わらず、いずれのタカもほぼ同寸で描かれていることから絵画としてのデフォルメもされています。
【江戸時代 19世紀】