名所江戸百景
隅田川 水神の杜真崎
めいしょえどひゃっけい
すみだがわ すいじんのもりまさき
画面を縁取るかのように描かれた満開の八重桜が印象的です。隅田川越しに筑波山までを望みます。手前の松の木のあるあたりが隅田川の水の神を祀った水神の森で、対岸が真崎です。「名所江戸百景」は 目録1枚を含む全120枚におよぶ大作で、広重最晩年の傑作です。
【江戸時代 安政3年(1856) 大判 個人蔵】