東海道五拾三次之内<br />箱根 湖水図(保永堂版)

東海道五拾三次之内
箱根 湖水図(保永堂版)
とうかいどうごじゅうさんつぎのうち
はこね こすいず(ほえいどうばん)

現代では箱根駅伝で有名ですが、箱根の険しい山道は東海道随一の難所でした。広重は、その険しさを色とりどりの岩を積み重ねてモザイクのように表現しました。その山間の峠道を、芦ノ湖越しに富士を遠望しながら大名行列の一行は進みます。

【江戸時代 天保3年~4年(1832~33)頃 横大判 個人蔵】