花鳥図屏風<br /><small>六曲一双の内 右隻(部分)<br />孫億筆</small>

花鳥図屏風
六曲一双の内 右隻(部分)
孫億筆
かちょうずびょうぶ

吉祥性の高い花鳥画を得意とした孫億(そんおく/1638~歿年未詳)は、康煕年間(1662~1722)後半に福州(福建省)で活躍した画家です。孫億の花鳥画は、18世紀前半ばから琉球・島津家を介して日本に舶来し、珍重されていました。今回、本品が尾張家9代宗睦(むねちか)の嫡子・治行(はるゆき)の正室であった聖聡院従姫(1757~1804)の所用品で、徳川将軍家から贈られていたことが判明しました。
(前期後期で右隻から左隻へ入れ替えがあります。)

【清時代 康煕45年(1706)】