企画展 唐絵―尾張徳川家の中国絵画―
~
海を渡り日本に伝えられた中国絵画は、古来、「唐絵」と称されました。尾張徳川家では、室町時代における唐物の尊重を継承し、室町将軍家に蔵されたと伝えられる唐絵、いわゆる「東山御物(ひがしやまごもつ)」を中核として、多くの中国絵画を収集してきました。同家の350年以上の長い歴史の中で、散逸してしまった作品も少なくありませんが、幸いに収蔵品を記録した蔵帳が多数伝存していることから、収集の実態をたどることができます。
本展では、東山御物をはじめとする尾張徳川家伝来の中国絵画を一堂に展示し、大名家の筆頭であった同家における中国絵画受容の様相に迫ります。
主な展示品
-
駿府御分物之内 色々御道具帳
十一冊の内 -
君台観左右帳記
繪之筆者上中下
(「小河御所幷東山殿御餝圖」)
伝相阿弥編 -
瀟湘八景 遠浦帰帆図
玉澗筆・同賛
名物 -
重要文化財
布袋図・朝陽・対月図
三幅対 名物 -
重要文化財
龍図
二副対の内
伝陳容筆 -
花鳥図
伝周之冕筆 -
許由巣父図
呉偉筆 -
満畦生意図
陳佑筆 -
花鳥図屏風
六曲一双の内 右隻(部分)
孫億筆
概要
会期 | ~ |
---|---|
開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
観覧料 |
一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円 |
主催 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 |
展覧会図録 | 簡易図録『唐絵―尾張徳川家の中国絵画―』(2021)700円(税込)▶徳川美術館オンラインショップからもご購入いただけます。 |
関連企画 |
■土曜講座 ※受講料など土曜講座の詳細はこちらをご覧ください。 ■担当学芸員の見どころガイド ■トクガワナイトミュージアム |
資料 |
企画展チラシ(PDF:3.4 MB)[更新日:
] 展示作品リスト(PDF:702.6 KB)[更新日: ] |