源氏物語絵巻<br /><small>乙巻 模本 二巻の内上巻<br />住吉広行筆</small>

源氏物語絵巻
乙巻 模本 二巻の内上巻
住吉広行筆
げんじものがたりえまき おつかん もほん

尾張徳川家に伝来した徳川本三巻のうち乙巻の模本で、柏木(一)~(三)・横笛・竹河二(詞書第一紙のみ)を収めます。伝来の過程で順序が乱れているものの、江戸時代後期の徳川本の姿を伝える点で貴重です。この模本の筆者は寛政11年(1799)に乙・丙二巻を鑑定した住吉広行(1755~1811)とみられ、各巻に広行の次男広定(ひろさだ/1793~1863)の奥書があります。昭和36年(1961)に購入しました。

【江戸時代 18-19世紀】