特別展・企画展

修復完了記念 館蔵全巻特別公開 国宝 源氏物語絵巻

徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」は、『源氏物語』を絵画化した現存最古の物語絵巻で、平安の王朝文化を象徴する名画のひとつとして世界的にも有名です。もとは3巻の巻子装でしたが、保存と公開の観点から昭和7年(1932)に額面装に改められました。当時としては最善の判断でしたが、80余年を経て額面装による弊害が生じたため、平成28年(2016)から5年にわたる保存修復を行い、詞(ことば)と絵が響き合うよう本来の巻子装に戻しました。
令和2年(2020)に全15巻の修復が完成したことを記念し、前後期で展示替を行いながら、全巻を特別公開いたします。


■「国宝 源氏物語絵巻」の展示スケジュール
前期(11/13~11/30):蓬生/柏木一/柏木三/竹河一/橋姫/早蕨/宿木二/東屋二
後期(12/1~12/12):関屋・絵合/柏木二/横笛/竹河二/宿木一/宿木三/東屋一


徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」各帖の詳しい内容はこちらをご覧ください。
国宝 源氏物語絵巻の世界へようこそ


主な展示品

概要

会期
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
観覧料

一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
(企画展「唐絵―尾張徳川家の中国絵画―」と共通)
※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主催 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
展覧会図録 ■関連図録①「国宝 源氏物語絵巻」(2015年)2300円(税込)
■関連図録②「読み継がれた源氏物語」(2020年)1300円(税込)
■関連図録③「はじめての源氏物語 全五十四帖のあらすじ」(日本語・英語併記/2018年改訂)400円(税込)
記念講演会

■記念対談
「絵巻としてよみがえった国宝 源氏物語絵巻」
岡墨光堂 修復部前部長 大山昭子 氏
名古屋経済大学教授・徳川美術館特任学芸顧問 四辻秀紀 氏
11月13日(土)午後1時30分~3時(開場:午後1時)
会場:講堂/定員:60名(事前申込制/申込多数の場合は抽選)

【申込は締め切りました】

関連企画

■担当学芸員の見どころガイド
2021年12月5日(日) 午後1時~1時30分(開場12時30分)
会場:徳川美術館講堂/定員:60名(先着)
※入館者参加自由(入館料別途要)

■トクガワナイトミュージアム
特別公開「国宝 源氏物語絵巻」と企画展「唐絵―尾張徳川家の中国絵画―」、2つの展示をゆっくりご鑑賞いただる少人数限定の特別な夜間開館「トクガワナイトミュージアム」を開催いたします。
※詳しくはこちらをご覧ください。

資料 企画展チラシ(PDF:3.4 MB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます
展示作品リスト(PDF:493.8 KB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます