めだけ

めだけ

1988年に描いた「緑風」と同じような図柄ですが、こちらは水墨。「吹き抜ける緑の風を、墨一色でどう表現できるか、一種の挑戦でした。」と田渕は語る。墨の濃淡の使い分けがさらに繊細となってきており、高い完成度を示しています。周辺部の竹が輪郭線だけで薄く描かれる点も注目したい部分です。

【2007年 個人蔵】