![福君の雛道具<br />抱牡丹紋散蒔絵雛道具<br />(貝桶・合わせ貝)](https://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/planned/items/c6292045523372ae01809585ecbb5f9fd6c88cf2.jpg)
福君の雛道具
抱牡丹紋散蒔絵雛道具
(貝桶・合わせ貝)
さちぎみのひなどうぐ
だきぼたんもんちらしまきえひなどうぐ
(かいおけ・あわせがい)
「菊折枝蒔絵雛道具」とともに、福君が所持した雛道具です。梨子地に金貝(かながい)と蒔絵によって、近衛家の家紋である抱牡丹紋を配し、金銅製の金具を打っています。菊折枝蒔絵の諸道具と比べ寸法に多少の違いが認められますが、豪華さと格調の高さに独特の趣きがあります。
【江戸時代 19世紀 俊恭院福君(尾張家11代斉温継室)所用】