紫式部集切<br /><small>伝藤原定家筆</small>

紫式部集切
伝藤原定家筆
むらさきしきぶしゅうぎれ

紫式部は、晩年に自詠の和歌を撰び、私家集『紫式部集』を遺しました。少女時代に始まり、夫・藤原宣孝(のぶたか)との恋愛や死別、また宮仕え時代など、ほぼ全生涯にわたる和歌が厳選して収められています。本品は、藤原定家(さだいえ/1162~1241)筆と伝えられる最古写本の断簡です。

【鎌倉時代 個人蔵】