白地花卉文更紗
(一番更紗)
しろじかきもんさらさ
(いちばんさらさ)
江戸時代中期頃までに舶載されたいわゆる「古渡り更紗」です。「一番更紗」として伝わりました。当時の最上級品であるこうした質の良い古渡り更紗は珍重され、茶道具用の裂や掛物の表装などに用いられました。本品にも模様に心を配りながらも、無駄な端切れを出さないように慎重に切り取った跡が残っています。
【インド 17世紀(展示期間:9/20(日)~10/11(日))】