百鬼夜行絵巻 模本<br /><small>二巻の内 上巻</small>

百鬼夜行絵巻 模本
二巻の内 上巻
ひゃっきやぎょうえまき

古器物から変化したつくも神のような妖怪や鬼が大量に描かれた絵巻です。大徳寺真珠庵(京都市北区)所蔵の作品が、室町時代に遡る最古本として著名で、本品はその写し(模本)です。さまざまな姿の妖怪たちが行進する有様は、不気味でありながらも躍動感があり、妖怪たちの表情も楽しげです。最後は、巨大な火の玉が現れ、妖怪たちが逃げていく姿で終わります。

【江戸時代 18-19世紀 ※会期中巻き替えあり】