黒漆地楼閣人物図螺鈿分銅形食籠<br />黒漆地楼閣人物図螺鈿梅花形食籠・盆<br />黒漆地楼閣人物図螺鈿桃形食籠

黒漆地楼閣人物図螺鈿分銅形食籠
黒漆地楼閣人物図螺鈿梅花形食籠・盆
黒漆地楼閣人物図螺鈿桃形食籠
くろうるしじろうかくじんぶつずらでん
ふんどうがたじきろう・ばいかがたじきろう・ももがたじきろう

梅花形・桃形・分銅形の食籠です。それぞれの独特な器形の木胎は、テープ状の木片を巻き上げた巻胎(けんたい)の技法で造られています。木胎技術、螺鈿加飾技術ともに精巧で、図柄も三者それぞれに蓋表や肩・腰の部分に楼閣人物図、蓋や身の側面、高台の周囲は麻葉(あさのは)文や七宝繋(しっぽうつなぎ)文・亀甲繋(きっこうつなぎ)文などが施されています。縁や稜に捻針金を埋め、貝片はいったん塗り込めてから剥(は)ぎ出されています。

【中国・明時代 15-16世紀】