葵紋付黄金造飾太刀拵 あおいもんつきこがねづくりかざりたちごしらえ
昭和27年(1952)、太平洋戦争後の復興計画の一環として名古屋市街地の墓所整理計画の中で、建中寺墓所も整理されました。その際、二代光友の墓所(瑞龍院殿墓所)からは、遺体と共に副葬された拵が発掘されました。昭和43年に鞘・紐・柄などを新しく補って復元したのが本品です。大名が使用する儀仗用の太刀拵としては最も正式な形式で、精緻な彫刻を施した金・銀の金具を多用し、各所に色彩の鮮やかな宝石を散りばめています。
【昭和43年(1968) 建中寺瑞龍院殿墓所発掘復元品】