真美人<br /><small>楊洲周延画 36枚揃の内</small>

真美人
楊洲周延画 36枚揃の内
しんびじん

「真美人」の「真」には、新しいという意味の「新」が掛けてあり、明治という新時代を生きる、年代もさまざまな女性たちの姿が、当時最新のファッションや小物とともに描かれています。作者の楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)は、明治時代の上流階級の人々を描いた作や、江戸時代の風俗を懐古的に描いた作など幅広い画域を誇る浮世絵師です。なかでも美人画に優れ、少女のようなたおやかな面貌表現を得意としました。

【明治30~31年(1897~98)】