琉球楽器<br /><small>銅鑼・小銅鑼・鼓</small>

琉球楽器
銅鑼・小銅鑼・鼓
りゅうきゅうがっき
トンロウ・シャウトンロウ・クウ

琉球王朝の宮廷音楽である御座楽(うざがく)は、中国南部清楽(しんがく)の影響を色濃く受けています。徳川将軍や琉球王の代替わりの際には、江戸へ使節が派遣され、御座楽が演奏されました。演奏後、将軍や御三家には楽器も献上されました。尾張家伝来のこの琉球楽器は、寛政8年(1796)12月21日、薩摩島津家を介して尾張家へ贈られ、同10年(1798)尾張家の戸山屋敷で島津家の家臣が演奏した記録があります。
 写真は右から、銅鑼(トンロウ)、小銅鑼(シャウトンロウ)・鼓(クウ)。

【琉球 18世紀】