能管 瓦落
藤田家伝来
のうかん かわらおとし
能管は竹製の横笛で、吹口・指孔あわせて8つの孔があり、竹管の内部には朱漆が塗られ、外側は樺巻きにし漆で塗り固められています。外見は雅楽の龍笛(りゅうてき)と似ていますが、龍笛と異なり音階が均等に出ないのが特徴です。本管は尾張家お抱えの能楽笛方・藤田家に伝えられた一管です。
【藤田家寄贈 室町時代 16世紀(展示期間:2019年11月16日~12月15日)】