広沢切貼込屏風<br /><small>伏見天皇宸筆 六曲一双</small>

重要文化財

広沢切貼込屏風
伏見天皇宸筆 六曲一双
ひろさわぎれはりこみびょうぶ

「広沢切」は、伏見天皇(1265~1317)が平生の御製を自ら書写した歌集の草稿で、本品には、部立ではありませんが春・夏・秋・冬・恋・雑の歌120首が貼込まれています。「広沢切」のまとまった遺巻としては、現在およそ22巻が知られていますが、部立別に一巻に書写されており、本品は諸巻から抄出、編集されたと考えられます。本品は貼り込まれた歌数が多く、鎌倉時代の和様書法を示す代表遺品です。

【鎌倉時代】