重要文化財
重之集
伝藤原行成筆
しげゆきしゅう
三十六歌仙の一人である源重之(みなもとのしげゆき・生歿年未詳)の家集です。重之が帯刀先生(たちはきのせんじょう・武器を帯びて東宮(とうぐう)の身辺および御所の警護にあたる者の長(おさ))の任にあった時、東宮であった村上天皇の第二皇子憲平(のりひら)親王(後の冷泉天皇)に新たに詠んで献じた春・夏・秋・冬各20首、恋・恨各10首、および「かずのほかにたてまつれる」2首をあわせた102首の歌が収められています。
【平安時代】