盆石 銘 夢の浮橋
名物
ぼんせき めい ゆめのうきはし
盆石中の王者として古来有名な品です。後醍醐(ごだいご)天皇が笠置・吉野へ遷幸(せんこう)した際にも、常にこれを懐中していたと伝えられ、石底に朱漆で書かれた「夢の浮橋」の銘は、後醍醐天皇筆と極められています。銘の「夢の浮橋」は、『源氏物語』の最終巻である「夢浮橋」にちなんでいるとみられます。石は中国江蘇省(こうそしょう)江寧山(こうねいざん)の霊石と伝えられています。
【伝後醍醐天皇・伝徳川家康所用 南北朝時代】