重要文化財
短刀 無銘 正宗
名物 一庵正宗
たんとう むめい まさむね
めいぶつ いちあんまさむね
5代将軍綱吉(つなよし)の遺品として、尾張家4代吉通(よしみち)に贈られた短刀です。綱吉の遺品分けは宝永6年(1709)2月30日に行われました。本作は豊臣秀長(ひでなが)の家臣・横浜一庵(よこはまいちあん)が所持し、後に秀吉・京極高知(きょうごくたかとも)を経て将軍家に伝来し、3代将軍家光(いえみつ)より井伊直孝(いいなおたか)に下賜(かし)された後、井伊直興(なおおき)より再び将軍家に献上されました。
〔徳川綱吉(5代将軍)遺品・徳川吉通(尾張家4代)拝領〕
【鎌倉時代 14世紀】