国宝
太刀 銘 光忠 たち めい みつただ
5代将軍綱吉(つなよし)が、元禄11年(1698)3月18日に麴町(こうじまち)邸へ御成(おなり)を行った際、尾張家3代綱誠(つななり)が拝領した太刀です。御成御殿(おなりごてん)の表書院(おもてしょいん)における献杯(けんぱい)時に、本作と「短刀 銘 吉光」が綱誠に、「刀 無銘 国安」が嫡子・吉通(よしみち)に、「太刀 銘 一」が隠居の2代光友(みつとも)に下賜(かし)され、いずれも現存しています(本展覧会で公開)。備前国長船派の祖・光忠(みつただ)の有銘品の中で一二を争う名品です。
〔徳川綱吉(5代将軍)下賜・徳川綱誠(尾張家3代)拝領〕
【鎌倉時代 13世紀】