水野新御殿之図

水野新御殿之図 みずのしんごてんのず

初代義直(よしなお)が、瀬戸・水野山に鹿狩りを行う際の滞在用御殿で、現・瀬戸市水北町を流れる水野川北側に存在しました。寛永18年(1641)に、平安時代より山田荘(やまだのしょう)(瀬戸市・守山区付近)に勢力を誇った水野氏の末裔の館を利用して御殿が設けられましたが、享保8年(1723)に一帯の御用林を管理する御林奉行所となり、以降は水野氏が御林奉行として屋敷地を管理しました。東西56間(約101メートル)・南北60間(約108メートル)の規模を誇ったとされます。

【江戸時代 18世紀 名古屋市蓬左文庫蔵】