青磁香炉 銘 白菊
堆朱布袋図香合 香盆飾り
せいじこうろ めい しらぎく
ついしゅほていずこうごう こうぼんかざり
5代将軍綱吉による元禄11年(1698)の麴町中屋敷御成(おなり)の際、表書院の床脇違棚に飾られた香盆飾りです。「御成御殿御床御棚御錺之図」等の諸記録により、「青磁香炉 銘 白菊」「居布袋図堆朱香合」が火道具と共に、堆朱の長盆に載せて飾られたことが判明しました。この飾りを似寄(によ)りの堆朱盆と火道具を用いて再現しました。
【香炉:南宋時代 13世紀/香合:明時代 15世紀 徳川美術館蔵】