八幡大菩薩像
(市ケ谷上屋敷内八幡宮御神体)
はちまんだいぼさつぞう
(いちがやかみやしきないはちまんぐうごしんたい)
市ヶ谷上御屋敷庭園の中にあった八幡宮の御神体です。八幡神は武人の神であり、源氏である尾張家でも氏神(うじがみ)として信仰していたので、屋敷内に祀(まつ)られたと考えられます。初代義直(よしなお)の書いた「八幡大菩薩託宣」や江戸時代の模本も共に伝えられており、尾張家の守護神として古来大切にされてきました。本来は厨子(ずし)に納められていたらしく、神体を隠す裂が附属しています。
【重要美術品 鎌倉時代 14世紀 徳川美術館蔵 展示期間:9/9~10/8】