染付西洋風景図花生・台 そめつけせいようふうけいずはないけ・だい
東西折衷様式の器形は輸入品ではなく、京焼風のいわゆる「藍絵(あいえ)阿蘭陀写(おらんだうつし)」と考えられます。箱に「天保三年三月 御立寄御用御買上」と墨書があり、天保3年(1832)3月23日に市ヶ谷上屋敷へ11代将軍家斉(いえなり)を迎えるために購入された花生と判ります。ただし、飾り道具記録には、本品の記述はないため、備え付け品として配置された花生の可能性があります。
【江戸時代 19世紀 徳川美術館蔵】
東西折衷様式の器形は輸入品ではなく、京焼風のいわゆる「藍絵(あいえ)阿蘭陀写(おらんだうつし)」と考えられます。箱に「天保三年三月 御立寄御用御買上」と墨書があり、天保3年(1832)3月23日に市ヶ谷上屋敷へ11代将軍家斉(いえなり)を迎えるために購入された花生と判ります。ただし、飾り道具記録には、本品の記述はないため、備え付け品として配置された花生の可能性があります。
【江戸時代 19世紀 徳川美術館蔵】