葵紋散螺鈿黄金造太刀拵<br /><small>「小太刀 銘 吉用」附属</small>

葵紋散螺鈿黄金造太刀拵
「小太刀 銘 吉用」附属
あおいもんちらしらでんこがねづくりたちごしらえ

本品は尾張家伝来の様々な拵のうち、ひときわ絢爛豪華です。金具は純金製で、葵紋と唐草文が透かし彫りされ、宝玉が散りばめられています。鞘も漆塗りの技法が駆使され、金や虹色に光る貝によって装飾されています。尾張徳川家初代義直(よしなお)が浅野家2代幸長(よしなが)の娘・春姫と婚約した際、幸長の弟・長晟(ながあきら)から贈られたお祝いの品です。

【江戸時代 17世紀 浅野但馬守・徳川義直(尾張家初代)所用】