特別展・企画展

企画展 タイムスリップ1918 大正の名古屋―米騒動絵巻に見る100年前のモダン都市―

 今から100年前の大正7年(1918)8月、名古屋を含む全国の都市で、米の安売りを求める大暴動(米騒動)が発生しました。日本軍のシベリア出兵にともない、米価が急騰したことがきっかけでした。のちに徳川美術館に勤める名古屋の日本画家・桜井清香はこの事件に衝撃を受け、名古屋で起きた米騒動を長大な絵巻に描きました。そこには米騒動そのものだけでなく、城下町からモダン都市へと変貌を遂げつつある名古屋の街並みと、そこに暮らす人々のすがたが驚くほど詳細に描かれています。本展では米騒動絵巻の全巻を公開し、関連資料や当時の写真などを交えつつ、絵巻を読み解くことで、100年前の名古屋の街へとみなさまをいざないます。

概要

会期
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(ただし7/16〔月・祝〕は開館、翌7/17日〔火〕は休館)
観覧料

一般 1,200円・高大生 700円・小中生 500円
※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主催 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
協力 名古屋市交通局
展覧会図録 『米騒動絵巻―描かれた大正の名古屋―』 500円(税込)
記念講演会

■記念講演会
「名古屋市を描く ―米騒動絵巻とその時代―」
国際基督教大学上級准教授 ロバート・エスキルドセン氏
2018年6月17日(日)午後1時30分~3時(午後1時開場)
※入館者聴講自由(入館料は別途必要)

関連企画

■土曜講座
「米騒動絵巻にみる大正の名古屋」
名古屋市蓬左文庫学芸員 木村慎平
2018年6月9日(土)午後1時30分~3時
※受講料600円(入館料別途要)

■ギャラリー・トーク
担当学芸員が解説します。
2018年6月21日(木)・7月1日(日)各日午後1時~
※入館者聴講自由。蓬左文庫展示室入り口に集合。

連携企画

■同時開催■
企画展「ユネスコ世界記憶遺産登録記念 朝鮮通信使と名古屋」
昨年10月、ユネスコの「世界記憶遺産(世界の記憶)」に「朝鮮通信使に関する記録」が登録されたことを記念し、尾張徳川家に伝わる朝鮮通信使にゆかりの品の中から4件の資料を中心に紹介します。

資料 企画展チラシ(PDF:173.8 KB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます
展示作品リスト(PDF:368.3 KB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます