ボンボニエール ぼんぼにえーる
ボンボニエールとは、皇室・宮家等の慶事・饗宴の際に配られる、引出物としての意匠を凝らした銀製菓子器で、ヨーロッパでは祝事の際に砂糖菓子(bonbon)が配られ、容器をボンボニエール(Bonbonière)と呼ぶことから、日本でもその名称が使用されるようになりました。華やかな意匠の工芸品として大正から昭和10年代前半には大流行し、皇室・宮家以外でも製作されるようになりました。現代の皇室においてもこのボンボニエールを引出物とする慣習が続いています。
【明治22年~平成18年 学習院大学史料館蔵】