紅綸子地葵紋付帆掛舟に千鳥文綿入鎧下着

紅綸子地葵紋付帆掛舟に千鳥文綿入鎧下着 べにりんずじあおいもんつきほかけぶねにちどりもんわたいれよろいしたぎ

 鎧の下に着た筒袖の下着です。波に千鳥の文様が白く染め残され、帆掛け舟は紺と藍の鹿の子絞りで表現されています。文様の縁にはかつて金糸で駒繡(こまぬい)が施されていた形跡が確認でき、華やかな仕立てであったことがうかがわれます。平成22年(2010)に寄贈されました。

【大丸松坂屋寄贈 松坂屋コレクション 桃山~江戸時代】