築城図屏風

築城図屏風 ちくじょうずびょうぶ

【築城風景を描く最古の絵画】
築城を題材とした他に例が無い風俗画で、城郭普請(ふしん)時の活況と喧噪・熱気が見事に描かれています。破風(はふ)を多用する高層天守を擁した総石垣造りの城と、築城用の巨石や部材を運搬する庶民、芝居小屋や木戸が設けられた町屋など、その描写は詳細で、文献記録では判らない築城現場の実態をよく表しています。

【桃山時代 16世紀 名古屋市博物館蔵 (8/16~9/10展示)】