重要文化財
日月山水図屏風
六曲一双
じつげつさんすいずびょうぶ
大阪・河内長野の名刹金剛寺に伝来し、同寺の灌頂(かんじょう)の儀式に山水屏風として使用されたと伝えられています。
右隻に金箔で日輪を、左隻には銀箔で月輪を置き、天空には金銀の砂子や切箔・野毛を撒き、右隻左上に配された雲霞の区画を金砂子で括り、そこに切箔や大振りな裂箔を大胆に置き、これと対応するように銀砂子地に銀裂箔を配しています。また波頭には飛沫を銀砂子で、波間の岩の重なりに金泥を刷いたり金線で括ったりしています。
【室町時代 15~16世紀 金剛寺蔵 重要文化財 《展示期間:5/9~5/28》】