重要文化財
金造亀甲繋文腰刀拵 きんぞうきっこうつなぎもんこしかたなごしらえ
柄(つか)・鞘(さや)ともに金包で、金具も金を用いた、豪華な合口拵である。九曜紋(くようもん)があることから、細川幽斎(ゆうさい・1534~1610)・三斎(さんさい・1563~1645)父子の所持と伝えられています。柄・鞘や金具もすべて金で作った拵は、室町時代将軍以外の大名は持つことを許されていませんでしたが、華美が好まれた桃山時代には本品のような拵が登場しました。
【桃山~江戸時代 16~17世紀 個人蔵】