純金台子皆具

重要文化財

純金台子皆具 じゅんきんだいすかいぐ

寛永16年(1639)に徳川三代将軍家光の娘・千代姫(ちよひめ・1636~98)が尾張徳川家二代光友(みつとも)に嫁いだ際の嫁入り道具と推測される純金の台子皆具です。金独特の派手な照り返しは抑えられ、しっとりとした上品な輝きを失わない黄金の品々であり、将軍家の姫君にふさわしい御道具です。銀5%、金95%の23金で、釜は3,145グラム、風炉は7,020グラムの重量があります。

【江戸時代 17世紀 徳川美術館蔵 霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用】