特別展・企画展

春季特別展 金と銀の国 ジパング―輝きときらめきの美術―

「金」は長い年月を経ても変化することがなく、その性質から神秘性が付加されるとともに、崇高な輝きは太陽の光をイメージさせ、王者の威厳と風格をも象徴してきました。「銀」は、古代においては金よりも価値が高く、また「しろがね」と称され月の光に喩えられるような清新な耀きとともに、「いぶし銀」という言葉に代表されるように、渋く奥行きのある耀きは、今日に至るまで金とともに特別な金属・色として享受されてきました。貨幣はもとより、仏像や経典、あるいは堂内装飾をはじめとする荘厳具、金碧の障屏画、蒔絵や沈金などで加飾された調度品、純金・純銀の器類、金襴や縫箔による装束や衣服類、刀装具や甲冑、簪や首輪などの装身具に用いられてきた「金」と「銀」の日本における文化史をたどりつつ、その根底にある美意識を探求していきます。

主な展示品

概要

会期
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日<但し、5月1日(月)は開館>
観覧料

一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主催 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社
協力 名古屋市交通局
展覧会図録 『金と銀の国 ジパング』 2000円(税込)
▶徳川美術館オンラインショップからもご購入いただけます。
記念講演会

■記念講演会
「金で錺る、銀で愛でる」
京都国立博物館名誉館員・叡山学院教授 久保智康 氏
2017年4月15日(土)午後1時30分~3時(午後1時開場)
※入館者聴講自由(入館料は別途必要)

関連企画

■土曜講座
「荘厳と風流―金と銀の美術―」
徳川美術館 学芸部長 四辻秀紀
2017年5月13日(土)午後1時30分~3時(午後1時開場)
受講料 600円(入館料は別途必要)

資料 企画展チラシ(PDF:1.1 MB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます
展示作品リスト(PDF:953.0 KB)[更新日: 新しいウインドウで PDF を開きます