国宝
短刀 銘 吉光
名物 後藤藤四郎
たんとう めい よしみつ めいぶつ ごとうとうしろう
吉光は鎌倉時代中期の山城国粟田口派の刀工で、「藤四郎」の通称で世に知られています。江戸時代には正宗、郷義弘とともに名物三作と呼ばれ、短刀を得意とし、多く伝えられています。『享保名物帳』によると、後藤庄三郎光次が所持していたことから「後藤藤四郎」と命名されました。寛永16年(1639)9月、三代将軍家光の長女・千代姫(ちよひめ)と、尾張徳川家二代光友(みつとも)との婚礼を祝して、家光より光友へ贈られました。
【鎌倉時代 13世紀 展示期間:9/15~10/10】