金銅五三桐紋釘隠
個人蔵
こんどうごさんのきりもんくぎかくし
豊臣家の家紋である五三桐紋を象り鍍金(ときん)を施した鋳造(ちゅうぞう)製の釘隠で、製作年を示す「文禄三甲午」の墨書銘があります。文禄3年(1594)は秀吉が伏見城の築城に着手した年のため、同城の装飾金具だった可能性が高く、絢爛豪華だった天下人の城の姿を伝える数少ない遺品の一つです。
【桃山時代 文禄3年(1594)】